岐阜県畜産共進会((社)岐阜県畜産協会・全農岐阜県本部主催)を12月12日、岐阜市境川の岐阜市食肉地方卸売市場にて開催し、肉用牛の肥育技術、肉質などの審査が行われました。当日は県内生産農家、行政、農協関係技術者ら約200人が集まりました。
この催しは、県内産肉用牛の品質を高めるため、改良の進度を検証するとともに、安全でおいしい牛肉を消費者の皆さんにお届けしようと、毎年この時期に行っているものです。
【出品頭数】
県内産のもので、肉用牛の部:去勢牛、雌牛
計 150頭
また、畜産の担い手育成を目的として、加茂農林高校が1頭参加し
合計151頭
【入賞者】
『肉用牛の部』
〈和牛雌牛〉 出品番号 住 所 氏 名
優等賞1席 89 中津川市 丹羽 貞蔵
〈和牛去勢牛〉
優等賞1席 76 中津川市 (株)竹内畜産
優等賞2席 75 高山市 藤瀬肉牛農場(有)
優等賞3席 114 郡上市 (有)武藤畜産
優等賞4席 122 関市 福野産業(有)
優等賞5席 108 岐阜市 早川 一夫
優等賞6席 7 下呂市 長谷部釘次郎
優等賞7席 110 高山市 住 匠
優等賞8席 150 高山市 藤瀬肉牛農場(有)
優等賞9席 96 下呂市 大坪 光広
【当日のセリの結果】
現在低迷している枝肉相場の中でも、活発に取り引きされました。
牛枝肉の最高価格は、(株)竹内畜産(中津川市)出品の「幸丸」号で、1㎏あたり10,584円、販売価格5,667,732円(税込み)で、末広精肉店に購買されました。
【関連行事】
当共進会(肉用牛の部)では、今後の岐阜県における和牛改良のため、出品条件を「県内産で父牛は県有種雄牛」としています。
出品された150頭全ての肥育牛について、その素牛を生産された繁殖農家にも共進会の案内をし、肥育農家並びに繁殖農家それぞれが今回の結果を検証しました。
そして、上位入賞牛を生産された繁殖農家へ表彰状が贈呈されました。
〈贈呈者〉
最優秀賞
出品番号 76の肥育素牛生産者
(中津川市) 田瀬坂牧場 丹羽 利充 氏
優秀賞1席
出品番号 75の肥育素牛生産者
(高山市) 谷川 忠嗣 氏
優秀賞2席
出品番号 114の肥育素牛生産者
(郡上市) 古田 晋成 氏
優秀賞3席 122の肥育素牛生産者
(関市) 河合 社樹子 氏